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カテゴリ:山( 4 )



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 山に登るということは、ふつう山道を歩くということなのだが、雪が積もれば山道は消える。
 雪が積もると道でないところも歩くことができる。それでも八ヶ岳などはよほどの新雪でもない限り、先行者のつけたトレースを行くことにはなるし、先日登った能郷白山のように尾根をゆくトレイルの場合ほぼ道に沿って行く。ただ前山のてっぺんには雪のある時期でないと登れない。つまり道がないのである。

 継子岳の魅力は、道を全く無視して、チャオスキー場のゴンドラ駅から一直線といていいくらい雪を踏みしめて登頂できることである。
 昨年の夏、娘のちひろさんとチャオから継子を経て五の池小屋に泊まり、摩利支天まで登った時は、道から外れて積雪期に使う尾根を行ってしまい、戻るのも悔しいので、すさまじい藪漕ぎの果てに、樹林帯を突破し直登尾根の岩を登り、夏道に出た。この時の達成感は半端なかったが、もっと半端なかったのは、わが娘の根性である。普段から物おじしない「男前」な娘だが、倒木がごろごろして小さな沢の藪漕ぎやハイマツの枝を歩いたり、わたしでもへこんだ登りを文句も言わず、たんたんとついてきた。

 実は3年前の4月にもチャオから継子にとりついたのだが、かたい雪面に怖気づいて、登頂しなかった。
 そういうわけで、どうしてもチャオから継子に登ってみたかったのだ。

 ゴンドラの8時半の始発に乗りゴンドラのスキー客に昨日の天気を聞くと雨だったらしい。上では雪だっただろう。
 駅の裏の夏道の登山口あたりから入る。樹林帯ではスノーシューが使えるかなと思って持ってきたが雪はしまっている。新雪はない。
 樹林の途中でスノーシューを木の枝にデポ。見失わないために何度も振り返り風景をおぼえたり、写真を撮ったり。
 樹林帯ももう終わりかなと思うあたりではスリップするくらいに雪がしまってきたので、アイゼンをつける。
 雲の中で視界が悪い。樹林を抜けると一層視界が悪く、気温は低くないがあられ混じりの風が冷たい。登っていく気がしない。
 とりあえず樹林に戻り大休憩。ヤマテンの高層天気図では高層では晴れている。もしかしたら晴れるかもしれないとコーヒーを飲んだり、エネルギーバーを食べたり。
30分ほどしたときにパッと太陽が顔出す、すぐに雲に隠れるが、薄い雲からはうっすらと青い空が透けて見えている。
ならばと出発。樹林を出ると下界は晴れてスキー場が見えている。
 直登尾根は岩が多いので、左にある尾根を登りことにする。この辺りは新雪がうっすらとあり雪崩がないとは言い切れないので、慎重にルンゼを横切り、尾根を登る。45度の部分もあってアイゼンの前爪をけりこんで登る。しんどい。
 斜面が緩くなり、直登尾根に道標が見え、平らな継子の頂上に着く。12時。
 30mはあろうかという烈風。時折、雲が切れて四の池、飛騨頂上、摩利支天が見えるがまた真っ白になる。
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 摩利支天はともかく飛騨頂上まで行きたいと思い、30分ほど待つが、さすがに体が冷えてきた。下山開始。適度にしまった雪面にはアイゼンが気持ちよく効く。
樹林に入るころには、かなり雲がなくなってきて乗鞍が見えてきた。スノーシューデポ地点でスノーシューに履き替え、スキー場へ。
 振り返ると、継子が晴天のなかでくっきりと現れている。
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 ゲレンデ横の森のなかはスノーシューが有効。しかしこの森歩きは疲れた。
 15時半駐車場着。

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by kanekonekokane | 2018-04-16 00:01 |

能郷白山



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ひさびさの山である。

昨年の秋に登って、雪のある時に来てみたいと思っていたが、仕事が一段落したが体調がいまいちのなか、少しボケてきた山へ登る気分とたるんだカラダのスイッチを入れるために、危険な要素は少ないが長い行程の能郷白山を選んだ。

朝4時半発、能郷谷に6時半、歩き出しは秋のときよりは重い。1時間で登山口。渡渉は鉄パイプが倒木に固定されていて、しがみついて渡る。急斜面は
難なく越して、尾根に上がると残雪がある。
ザクザクだが予想より腐っていない。ところどころ夏道が表れている。前山に10時半。秋の時はやぶで踏めなかったので、ここを踏むために来たのだな、と思い出した。
前山の平坦な頂上は雪にすっぽり埋まって、スノーシューで来て迷ってみたい感じである。3月のはじめかなべストな時季は。
続く上り下りも難なく超えて、能郷白山への直登。槍の肩への最後登りを思い出して頑張る。
12時頂上。頂上の祠以外は一面の雪である。
気温は高い。ここまで半袖(まったく夏の服装!)とskinsの冬用タイツで登ってきた。風は弱いといっても冷たいので、ズボンをはきウールの長袖を着て、下りの尻セードのためにレインスーツ着こむ。
13時下山開始、前山の頂上で東に延びる尾根を少し迷ってしまう。ここは霧でも出ていれば間違いやすい。さらに登山口へ降りる小尾根へも少しうろつく。GPSさまさまである。
16時登山口、おなかが減ったのでパスタをゆでて食べる。ゲート17時20分着。11時間の行動。9時間くらいで、と思っていたが、疲れた。やっぱりトレーニングだなと決心!
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出勤のときうちを出てすぐに揖斐川の左岸を北上するのだが、この堤防道路から今はくっきりと能郷白山が真っ白に見える。その右のほうには加賀白山がちょっこと白い頭を見せている。あの頂上に登ったんだと、思うことができるのは少し感慨深いものがある。普段見えている山を一通り登ろうというのは、この何年間か思ていることだ。
こうしてみると北アルプス、乗鞍木曽御嶽、中央アルプス、恵那山といちおう登っている。登っていないのは、能郷白山の前衛、小津権現三山である。
今年こそ藪が茂る前に登っておきたいものだ。
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帰路、薄墨桜を見に行く。ライトアップ点灯までいたが、ライトアップをされた桜には少しがっかり。谷汲温泉に入って帰宅。
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by kanekonekokane | 2018-04-05 22:14 |

千畳敷でスノーシューイング。
日曜日の登山客が降りてきている菅の台バスセンターの駐車場に3時少し前に着いて、最終のバス、ロープウェイを乗り継いで4時過ぎにホテル千畳敷に入る。
天気が良く、富士山が見えている。
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ホテルの料金は、バス、ケーブル込み2食付き9800円。夕食は豚汁、朝食は夜のうちにおにぎりが渡される。山小屋の個室に比べても安い。しかも風呂付である。
その格安プラン以外のホテルの客はタイやシンガポールからの観光客が多い。この手軽さで岩稜の雪山を見られるのは、アジアではもちろん、世界でもヨーロッパアルプスを除いてはそうはないだろう。
翌朝、少し雲が出てきているが、ほぼダイヤモンドフジ。
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サギダルのほうへ足慣らしで歩いてから、カールの淵をあるいて、前山への尾根、和合の頭の方向にあるダケカンバの疎林に入る。枝を避けながら、ジグザグに歩くのもスーシューイングならでは楽しさ。写っているのは同行のわが娘のChihhy。昨年美ヶ原、上高地と一緒に歩き、今年アトラスのスノーシュー、ストラタス エレクトラ23を買った。私のはMSRライトニングアッセントだが、やはり山岳用としているだけあって、20度を越すくらいの斜面では差がつく。
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浄土乗越が雪崩の危険があるときは、このダケカンバを抜けて尾根筋を登るらしいが、岩稜なので雪崩の心配は少ないが、ザイルが必要だと思う。
浄土乗越へ続くトレールへトラバースして、いけるところまで登ったが、3分の一くらいのところで限界。これ以上はアイゼンの世界である。
モホモホのパウダースノーをすべり下りる。痛快。特にストラタス エレクトラはこのいうときは良い。Chihhyも気持ちいい!を連発である。
朝日がすっかり昇ると、風が少し出てきてうっすらと雲も出てきた。
9時半にホテルに戻ると一番のロープウェイの客が登攀の準備をしていた。
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by kanekonekokane | 2016-12-30 01:34 |

養老山地~ダイラ~


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ダイラというらしい。養老山の北側にある表山、裏山という山の北に広がる平らな地形である。
この日は勢至の部落から行平尾根を登り、石灰岩が露出した峰を越えてダイラに入った。
600mほどの山とは思えない深さ、美しさ、趣がある。

最近、養老山地をよく歩くようになった。もともとトレーニングで私のうちから石津御嶽の五合目に上るということを週3回くらいやっていたが、時間のある時は石津御嶽山頂まで行くし、そこから南へ多度のほうや、北へ桜番所のほうまで走る。
養老の主稜線は林道を避けたり、県境の標識をたどったりで枝道が多く派生しているが、だいたい明確にトレイルはある。しかし支稜線になると、国土地理院2万5千分の1図にある点線はそのままではない。ちなみにわたしのトレーニング道である御嶽神社の参道はなぜか地理院地図では記されていない。
そんなわけで、ヤマレコなどにも記録のない尾根に少しづつ興味が出てきて行平尾根を思い立ったのである。

養老の滝の至近にある駐車場へいく道路の途中に表山へのトレイルヘッドがあるが、そこに自転車をデポして、車で移動。石畑と勢至の境の谷の堤防に車をおき、東海自然歩道から行平谷の南支流に入り、尾根を適当に上る。GPSと地図の点線は一致しないので、歩けるところを登っていく。
点線の道はほぼ消えている。

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痩せた尾根と浅い谷が構成する複雑な地形。
写真はやせ尾根の幅以上に木の根が張っている箇所で、写真で見るより両側は切れ込んでいて、回り込むのに苦労をした。
次第に谷が食い込んで尾根が消え、谷を行くことになる。谷は落ち葉が数十センチ積もり。それなり歩きづらい。
尾根、谷を繰り返してやがてダイラに出る。
GPSを頼りにルートファイディングを楽しめるいい山である。

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落ち葉に火が付かないように落ち葉を掻きわけて、アルコールストーブを置く。湯を沸かしてコーヒーを淹れる。
ただただ静かである。
それから裏山、表山、ふみ跡が残っている尾根を下って、自転車を拾い車に戻った。

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by kanekonekokane | 2016-12-20 20:42 |