倉敷公演が終わった翌日、美観地区の裏通り、古い町屋をそのまま食べ物屋にしている店でお昼にカレーを食べながら、ビールを飲んで辰哉と話し込んでいるわたし。
撮ったのはユキ。
このあと、エル・グレコでコーヒーをのんでから、倉敷天領太鼓の演奏会にいった。
2000人近い観客にびっくりし、太鼓のうまさにも驚いた。文字通り倉敷に根ざしている太鼓チーム。
ひさびさに、こういう「保存会」太鼓をきいたが、打ち込み、ユニゾンのすごさに納得せざるを得ない。ピアニッシモだ、ディナーミクだといっていることがアホらしくなる迫力である。ヨーロッパ人が打ちのめされる気持ちが少しわかる。
改めて、われわれは違う方向にきているのだと思った。何がいいかはそれぞれ、だが私は正直疲れた。これでもかこれでもかと腰の強いうどんを食ったようなもので、しばらくはうどんは食べたくない、と思ってしまう。