砦のように光り輝く夜市に、夏の虫のごとくバイクが飛んで集まってくる。
この花園夜市は台湾一の規模だとか、
台北の土林夜市のほうが大きいし人は圧倒的に多いと思ったけど、
土林は夜市と屋台や商店街の区域がごっちゃになっているので、大きいように思えるだけかも知れない。
人は台南のほうが、少ないし穏やかな感じがする。
なんせ土林夜市は観光客の数も半端じゃないし、警官もどっさりいた。
ソウルの地下鉄の階段で逆さにひっくり返ってお金をもらっていた人の演技もすごかったけど、
この人の「ほふく前進」もなかなかすごみがあった。
ただ、左のお店のお姉さんがチラ見している以外は誰も感心を示していない。
おじさん、商売にならないと思ったのだろう、しばらくしてさっさっと歩いていってしまった。
悪臭系の食べ物がわりといけるわたしも、このにおいだけはダメ。
十鼓文化村のシャーミーと通訳の何さんはもちろん、サダもウマイウマイと平らげた。
われらもまたアジアンであるから、この圧倒感にはあらがえないのである。
向こう側の舌のようなものは豚のタン。
ビニール袋にいれて歩きながら楊子で食べている。
もうすでにお腹が一杯で豚タンも粉腸も食べずだった。
鴨血は字の通り鴨の血のゼリーらしい、魚蛋は魚の卵、牙歯?肉圓、肉圓は肉団子、牙は芽のことだと思うのだが、、、、大腸は大腸で、香腸はソーセージ
まさに食の砦である。