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きょうも良き日


by neko
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渡利牡蠣


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紀伊半島の海沿いには、いくつかの汽水湖があるが、紀北から尾鷲に入る少し手前の白石湖では牡蠣が栽培されている。
汽水、つまり海の水と川の水が混じり合っているので、ここの牡蠣は独特な味がする。
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浮き桟橋で、品定めをする。大きなもので一個100円。
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# by kanekonekokane | 2012-02-22 18:29

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オーケストラの足元にも、黒の地絣が敷いてある。オンステージのオケだから。
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パーカッションはオケの中でも一番に入ってきて、誰もいない時を見計らって、音出しをだす。
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メイクさん。いつも思うのだが、スタッフの中で一番、明るく楽しげなのはメイクアップアーティスト。
そりゃ、みるみるうち思い通りの顔が作れるんだから、面白いと思う。
この雰囲気が歌手たちを和まさせてくれる
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徳島あわぎんホールにはムービングライトが備わっている。固定のスポットライトに比べて、便利で表現の幅がダントツに広がる。トラブルが起こるまでは・・・・・
左の照明さんは、なぜか寸角を手にしている。
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「桜の花びらが十枚くらい降ります」ということで、桜を仕込んでいる舞台監督(右)と助手。
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助手として同行してくれた竹内由紀子。
舞台監督、舞台監督助手、演出助手は東京からのチームで、彼女は徳島で合流。それぞれ普段は違うグループに属しているけど、あっという間にチームができる。
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# by kanekonekokane | 2012-02-08 09:23

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「じょうるり」には人形浄瑠璃が劇中劇として登場する。
その人形遣いの役を地元のアマチュア劇団「青年座」が担当した。
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徳島には17の人形劇団があるそうだ。指導を文楽劇場の勘緑さんに仰いでいるだけあって、十分以上の存在感を見せてくれた。
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# by kanekonekokane | 2012-02-07 15:20

作曲家三木稔さんが昨年12月8日に亡くなられた。
1月29日に三木先生のふるさと徳島市の県立郷土文化会館あわぎんホールで、このオペラが上演されたが、追悼公演となってしまった。
先生にご覧いただけると思いながら構想していたので、訃報を聞いたときは正直、がっくりした。
演出をと、指揮の榊原徹氏に言われた時は、ホールディレクターでかなり忙しい上に一週前の日曜日は「15年目のデュエット」(作曲・錦かよ子)がきまっていたので、引き受けるのにかなり躊躇した。しかし断らなくて本当によかった。
この手で先生の追悼ができた、という安堵感が終演後湧き上がってきたものである。
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このオペラは物語こそシンプルだが、難解である。リアルな状況設定ではなく、オペラ自体が劇中劇のような感じがする。
台本を読んでいると合理的な解釈が無理なト書きや転換があり、読み替えをし、踏み込んだ解釈をしていかないと、立ち往生してしまう。
装置は能舞台のような様式的な抽象的な空間にした。
中央は与助役の坂本忠弘さん。
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ロウソク(照明)を提案したのは照明の高山氏。これはドラマの劇中劇化を促してくれた。
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美術らしいものは、この吊りものだけ。一枚ものにして、各場面のタイトルをスライドで出した。
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演技エリアの奥に置を置いたのは、あわぎんホールにオケピットがなかったから。音楽的にはたいへんだったが、これまでにないオペラ空間を作るという点ではよかった。
阿波少掾役の井上雅人 さん。

解釈に戸惑いながらの私の提起に、指揮者と歌手、スタッフが、稽古での議論に粘り強くつきあってくれたり、アイディアを出してくれたので上演が成功できた。
チームワーク作りが演出の仕事なんだね。
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# by kanekonekokane | 2012-02-02 10:33

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伊勢のコミュニティセンターのステージで、上演されたオペラ。
夫婦が夫婦を演じるという短いものだが、台本(武村知子)がおもしろい。
夫婦の間の秘密は、妻が「バンパイヤ」で夫が「狼男」というもの。
これがひょんなことでバレて、互いにあっさりと認めあって、おまけに妻のお腹には赤ちゃんがいたというオチ。
生まれてくる子は果たしてどんな赤ちゃんなんだろうか、コウモリの翼を持つ狼かもしれない、などという思いも起こらないうちにハッピーエンドになる。

「オルフェとエウリディーチェ」や「トリスタンとイゾルデ」以来、女と男は乗り越えられない隔たりに死を賭してたたかい、そして死んでいった。「ロミオとジュリエット」しかり「椿姫」しかり、である。
しかし、この二人は、なんともあっさりと隔たりを超えてみせる。
死に至る愛であるからこそ、愛の尊さを伝えることができるというのは、その通りだが、
「愛していれば大丈夫」もいいんじゃないか、と思うのだ。

プログラムの演出ノートに「これは大人の童話である」と書いた。
これまで死んでいった「オペラの恋人たち」に思いを馳せながらも、
違いを楽しむ人間関係を描けたらと思い演出した。
この美術(も私)も我ながら、いいと思う。
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バンパイヤが野中陽子さん、狼男は野中正紀さん。
実生活では「バンパイヤ」と「狼男」のような可愛い姉弟のお子さんがいて、稽古場でいつも無言の批評者としていてくれた。
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# by kanekonekokane | 2012-02-01 16:59

日々


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3月11日3時50分、宮城県亘理郡山元町山下第2小学校は校舎の2階まで達する津波にのみこまれた。海からたった300mだったのに子どもたちと教職員は全員無事だった。
利用できる車を動員して200人以上が避難。最後の車では津波の轟音が後ろから聞こえていたとか。校長年生は迎えに来るかもしれない父兄に対応するため最後まで残り、翌朝、校舎の屋根から自衛隊のヘリで救出された。
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体育館の床はめくられ、屋根は落ちている。すべてのガラスはわれ、コンクリートの門柱はへし折れていた。
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津波の引いた後で先生や子どもたちができるところを掃除をしたのだろう。掃除道具がきちんと揃えておいてある。
どんな気持ちで積もった泥を洗ったことだろう。全員助かったといえども、家族には犠牲者が出ただろう。
学校の周りは原野のように何も残っていない。何も。
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金魚草が咲いている。
この花の向こうに浜が見えているが、夏草の間から家々の基礎だけが垣間見えていた。
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グランドには津波に破棄された車が集められている。
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どうして、こんなになっちゃうんだろう、、、
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宮城県亘理町へボランティアのために出かけたのは7月。
ボランティアに行ったのは、誰かのためというより、自分のためだったかもしれない。
「わたしはあの時、何をしたのだろう」これは阪神の震災のときに抱いた気分だった。わたしの実家は神戸市東灘区だ。翌日に駆け付けたが今から思えば、もっといろんなことができた、、、
3.11から何か後ろめたい気分で過ごしてきた。どちらかというと、その気分を晴らすためのボランティアだったかもしれない。
この目で被災地を視る、被災者と言葉を交わす、この手で泥を掻き出す、、、、少しづつでもオレでも何かができるという気持ちになってくる。
その後、コンサートホールで働く私には「音楽、音楽ホールは何のためにあるのか」という大きな問いかけが、はっきりと見えてきたことは事実である。
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# by kanekonekokane | 2011-11-11 18:37

SALAMANCA HALL


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見上げてみるから、ずいぶん大きなオルガンに見えるが、パイプオルガンとしては中ぐらい。
 このオルガンのあるホールに4月から企画の仕事に就いている。

 2月に大学のオペラを降りて、すぐにこうして新しい仕事の場があるというのは、巡りあわせが良いということだろうか?悪いことなのだろうか?少しはヒマになると考えていたのに、、、、

 地震があって心騒ぐ間、このホールの膨大な作業量に没頭している。
 まず、前任者がたてた今年度のコンサート企画を実行に移さなければならないのだが、30近い事業のうち、フライアの納品までできているのが3公演、ブッキングだけはできているのが10くらい、未定のままや何も決まっていないのが10以上。
 前半期のものをアーティストと打ち合わせしつつ練りこみパブリをし、コンサートを聴きにいっては埋まっていないコンサートの企画を立てていく。
 その間に改革すべきことどんどん提案し実行していく。
 腹立たしいこともあるが、変わっていく楽しさもある。
  

 デスクのPCに「働きにきたのだはない、たたかいに来たのだ」と書いた付箋が貼ってある。
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# by kanekonekokane | 2011-05-28 10:34

もう五月だ。


もう五月か、
毎年2月に大学院生オペラの公演が終わるとほぼスケジュールが暇になって、沖縄だのソウルだの行くことが多いのだが、今年はGONNAの公演が春から続いているので飛び歩けない。
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GONNAは、3月11日に岡山市内でライブ。
翌日、勝央町のライブにわたしは駆けつけることができた。
東北の地震は岐阜でもすごい揺れで、被害はかなりなものだろうとは思っていたが、想像をはるかに超えていた。

中国山地の小さな町は、なにも変わらない風情。
同じ時間に日本はとんでもない困難の入り口に立たされていたわけだ。
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夕暮れ近い商店街。
帰りをいそぐ高校生。
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旧い家並。
なにげない時間。
そういうことが決して「ふつう」ではない、ということ。
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# by kanekonekokane | 2011-05-07 13:28

新年度


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新学期のはじまり。
毎年、この日を心待ちにしている。
正月よりもずっと気分が改まり、今年も一年がんばろうという気分になる。
みんな、変顔で記念写真だ!
セーノ!パチリ
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京都市立芸術大学音楽学部、舞台芸術論の授業。
「わたしのひとこと」を書く。
これが出席の証しになる。
「おもしろい」の言葉が最高の励ましである。
授業と舞台は面白くなければ、ただの説教に過ぎない。
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# by kanekonekokane | 2011-04-20 21:49

大学オペラ


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京都市立芸術大学のオペラに関わって16年ほど。
それが今年2月で終わった。
62歳という年齢は十分現役なのだが、舞台裏で働くというのは、あまりいい事ではない。
バミリ(舞台に小道具をおく位置などの印)に書いてある文字がみえなくなる、ビニールが溶ける臭いに気づかない、人に聞こえている音を聴きのがす、、、、
自分では気づきにくいこういう事が重なってくるといつかは危険なことになる。
大学オペラが終わって、すぐにGONNAのツアーが始まり、何かが終わったという気分はない。
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# by kanekonekokane | 2011-03-09 23:15