ねこの生活と意見 nekokane.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

きょうも良き日


by neko
プロフィールを見る
画像一覧

外宮


f0064415_032330.jpg
外宮に詣でる。
ところどころに、こういうなんだかわからない石がしめ縄で囲われている。
柱を立てた礎石のように思えるのだが、これと対を成すものは見当たらない。
3個の石の塊のあいだに柱を立てたのだろうか?
柱というものは、神が降り立つ「寄り代」であるし、それ自体が神である。
だから神を数える単位は「一人」ではなく「一柱」である。
柱がなくとも神性は残っているのだろう。あるいは、すでにここにも宿る神がいるのだろうか?
石垣状の囲みは新しそうだが、三つの石は神宮建立以前のものように神寂びている。
f0064415_0321165.jpg

本宮以外に土宮、風宮、多賀宮と3つの摂社があるが、この神々のたたずまいは本宮のそれより風情がある。
ちなみに外宮は食物、土宮は大地、風は天空、多賀は嵐の神々である。
これは大地神を祀る土宮。
f0064415_0322031.jpg
小高い丘の上にある多賀宮へあがる道から風宮が見える。
折からの夕日に輝く千木。
f0064415_0322883.jpg
名付けられていない小さな社も点在している。
この宮は遷宮地も用意されていない。
もしかしたら、神宮建立以前のこの土地の神かもしれない。
進出してきた天皇家の伊勢神社系がここに来る前から、この地に祀られていた神々は少ないはずだ。そのうちの大きなものは内宮のそばの猿田彦神社であろう。
土地神を葬り去ることはできなかった。
神宮周辺の小さな神社のおおくには、稲荷社が祀られているのはそういうことだと思う。
古い神々を追い出しては、民衆の心をつかむことはできなかったからだろう。

そういうことはともかく、板葺きの小さな神殿は外宮の最奥でひっそりと時間をやり過ごしてる。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-08-01 00:54

パルケ・エスパーニャ


f0064415_1302420.jpg
伊勢音楽劇場という、すこしモノモノしい名前のオペラ団体の「ヘンゼルとグレーテル」のために毎週のように伊勢に出かけている。
滅多に観光地にはいけないのだが、やっとあこがれの「パルケエスパーニャ」に行けた。
強烈な日差しの「マヨール広場」、日差しだけはエスパーニャであった。

カルメンホールでフラメンコを観た。評判通りの水準で素晴らしい。「カフェ・カンタンテ」と名付けられた30分ほどのダンスショー。客席は丸テーブルを囲むバル。
カフェ・カンタンテは19世紀末にセビーリャにできたいわばショーパブで、ここから現代フラメンコが誕生し発展したのだとか。
しかし、酒場のフラメンコという感じより洗練されている。でも、この春見た映画「フラメンコフラメンコ」の現代フラメンコとは違って、ヒターノやアラブを十分に感じさせるもの。

レストランで、おきまりのパエリアとスペインビール(オペラの稽古があるというのに!)
うまい!
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-07-31 01:54

夏の実


f0064415_12341636.jpg

 緑奥に 秘かに熟れゆく 真夏の実 猫
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-07-24 12:41

タラとウド


f0064415_11221369.jpg
春のキャンプや山登りのとき、夢中になってこの木を探す。
天ぷらにしてビールを飲みながらアツアツを食べる。
天ぷらというものは、野山のものをいただいて、野山であげて食べるものだ。
居酒屋で、「タラの芽にナリマス」と出てくるものではない。
f0064415_11222744.jpg
ウドとタラとどちらがうまいかなどは、ショパンとラフマニノフはどちらがいい?みたいなことで、そういう発想そのものが下らない、のだがあえて言うなら(言うなちゅーに)タラだと思う。それはひとえに収穫の機会の少なさに原因があるので、決してウドの責任ではない。
もう、この夏芽でもとって食べたいのだが、来春までガマン。

どちらも縄文以来の採取ありての味、
なのだが、この写真はわたしの畑。
そう、ついに植えたのである。
タラとウド。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-07-21 11:33

オペラ「清姫」


f0064415_22495320.jpg

ブログの時系列がやっと戻った。
6月30日、オペラ「清姫」の2回目の公演が終わった。
初演の美術にはなかった蓮の花の切り出しを加えた。と言っても最後の2小節くらいしかこのようなシーンはないのだが・・・

自分で書いたものを演出するというのは、やはり良いことではないな、と感じた。
台本を書く際には「物語の地層」を深く掘り下げているのだから、稽古の段階でなかなかクリティカルな読み込みができない。
観客にはちょっと理解できない飛躍も、台本書きにはきわめて必然的なことなのだ。
わかっていないから想像=創造というものが生まれるので、書いた人間には発見が少ない。
正直、稽古中に台本に対する疑問、批判、つまりは発見は少なかった。演出者としては良くないことだ。
しかし、ともかくも公演は成功。しかも900人というたくさんの観客に観てもらえたというのは望外の幸せである。
いま、「ヘンゼルとグレーテル」を稽古中だが、疑問、批判、発見が山ほどある。歌手とのふとしたやりとりから、その疑問が解かれるという稽古の面白さを味わっている。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-07-03 23:07

地歌舞伎の裏


f0064415_22323371.jpg
鳳凰座の一日がハネテ、裏へ挨拶に行く。
綱場。

f0064415_22324187.jpg
屋台。

f0064415_22324866.jpg
建具。
床に盆がきってあるのが見える。この盆は舞台上で裏方数人が手で回すもの。四角い切り穴のようなふたを開けると、盆のストッパーがある。

f0064415_22325641.jpg
下手黒御簾。
奥に定式幕が見えている。
鳴り物師が鉦などを片付けていた。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-07-03 22:38

鳳凰座


f0064415_016722.jpg
2年ぶりの鳳凰座歌舞伎。
新版歌祭文 野崎村の段の大詰め。
お染めという恋人がいながら、育ての親への義理から幼なじみのお光と結婚する成り行きなった久松という色男。
染は別れるくらいなら死ぬと久松に迫る。じゃ一緒に死のうと久松。しかし育ての親に諭されると、じゃあと光と一緒になるという。が、光は髪を切って久松をあきらめるといいだす。
そこまでするならと、染と久松は許される。
舟で,お染が母親と家路につき、久松は駕籠で染の家に行く。そして光は後ろ姿をふるわせて泣いている。という場面である。
決断と自己主張にかける男と気丈にそれぞれのやり方で愛を貫く女二人。典型的な歌舞伎の男女のお話である。

f0064415_0161948.jpg
源平布引滝。ここで物語を書くのははばかれるほど、ややこしい話なのだ。
舞台に転がっている手首は小万という源氏側の女性武者のもの。
源氏を探索しにきた二人の平家側の武者、瀬尾と斉藤実盛。
実は実盛は密かに源氏に見方をしており、瀬尾のほうはといえば、実は、実は、ななんと小万の父だったという、超源氏びいきの物語。

f0064415_017787.jpg
花道での実盛。大スターがする役所。

f0064415_0171660.jpg
こちらは伽羅先代萩。ネズミに化けていた弾正が人の姿に戻ったところ。花道の切穴「スッポン」からスモークとともに登場。
長袴の裾がひっかかたりで、かんたんに登場できないところも地歌舞伎の面白いところ。

2ヶ月前の連休。一日中鳳凰座で楽しんだ。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-07-01 01:01

八ヶ岳


f0064415_21362284.jpg
過ぎることひと月半。八ヶ岳に登る。
編笠山頂のラーメン。

f0064415_21363215.jpg
ヘリ一機、権現の上。

f0064415_21364052.jpg
道祖神だと思う。ひとりのものは信州では珍しい。
ハルリンドウを供えた。

f0064415_21382328.jpg
如意輪観音、でしょうね。
観音平で。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-06-28 21:43

クラフトフェア 続き


f0064415_2326599.jpg
イタリア人家具職人のアレサンドロは、イタリアの石工の学校を出ている。
なにが気に入った?ときくと「コレ」
たしかにコレは傑作である。
f0064415_23261250.jpg
毎年、出展している鍛冶屋さん。
この細腕で打ち出すオーダーの小物が人気。
f0064415_23261920.jpg
これもわたしが気に入ったもの。
ちょうどオペラ「ヘンゼルとグレーテル」を演出していて、二人のお父さんがほうき職人(グリム童話では木こり)なので、ドイツのほうきやほうき職人のことを、すこし調べていた。
作業をしばらく見たり、話を聞いたり、、
ほうきもさることながら、この老職人のたたずまいがいい。
f0064415_23262740.jpg
古本屋である。クラフトフェアをこういうものまで範囲を広げるというのは賛成。
金儲けとか「効率」ばかりを追い求めない仕事、という範疇の中心にクラフトがある。ならば、クラフトは周辺の商売、商品にも目を配っていくべきだと思う。
スローなライフスタイル、これがキーワード。
f0064415_23414448.jpg
これは山梨の増山さんの椅子。今回,一番のクラフトじゃないか、と思う。アレサンドロも同じ思いのようだった。
f0064415_23264230.jpg
小田クンのテントに戻って、海外からのお客さんと。
カリフォルニア、ネパール、それにイタリアのアレサンドロ、とピアニストのしずえさん。日本語と英語混じりで、初対面とは思えない会話が弾んでいる。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-06-27 23:51

松本クラフトフェア


f0064415_13361363.jpg
ひと月ほど前の5月最後の土日、松本クラフトフェアに出かける。
あがたの森の芝生の上に300くらいのテントが並び、クラフトマン(ウーマン)たちが全国からきて展示をしている。
旧知の小田クンのテントの前で。
f0064415_13372429.jpg
同行したのは大垣に住むピアニストとイタリア人家具職人の夫妻。
バッグの展示があると吸い付かれるように見に行く彼女。
木工品はもちろん、陶器にもシビアな意見をきかせてくれる彼。
f0064415_13343352.jpg
土曜日の夜は有明にある「ペンギンハウス」
うつっているのはオーナーの小田クン。
入り口のアーチの上の小窓に木彫りのペンギンがいる。
[PR]
# by kanekonekokane | 2012-06-27 13:51