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きょうも良き日


by neko
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「清姫」のアリア


モノオペラ「清姫」のアリアが、ガラコンサートで初演に先駆けて演奏された。
わたしの台本で倉知竜也の音楽。
愛知県芸術文化センター1800人のコンサートホール。
このでかいホールで、自分の詞が歌われるというのはキンチョーものだ。
作曲家の名を少しは知られているが、台本の名前は「カネコネコ?誰コレ?」と客は思っているにちがいない。

ピアノが鳴り出したら急に緊張してきた。
「イイんだろうか?、、、、」みたいな気分。
少し離れたところにいる、作曲者の顔は怖くてみられない。
「イガイにいけるじゃん、なかなかいいよ、」
なんて思い始めていると、終わって拍手が聞こえる。
ホッ!

台本はずいぶんと書いてきたが、オペラ台本は初めて。
書き始めるまでは、ずいぶんと考えたが、書き始めたら3日ほどであがった。
道成寺もの、というだけで姿勢が正される、のかも知れないが、
古典にもオペラにも精通していない、という無鉄砲さで一気に書き上げた。
元々の道成寺ものとは違う設定、物語にはなっている。
清姫という女を白拍子にし、嫉妬の話ではなく安珍も清姫を「だます」話でもなくした。
いわば、遊び女と僧侶の純愛。こう書いてしまうとバカみたいだけど、、、、

「清姫」の稽古が始まっている。コレは楽しいかも、、、、
作曲の倉知さんとは先日の「カルメン」でも、今稽古中の「こうもり」で一緒である。
ひとりの音楽家と、連続して3つの作品に取り組めるのは、なかなかないこと。
それも楽しみ。
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by kanekonekokane | 2010-09-18 11:12

長良川


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上海万博、岐阜の日のリハーサルが終わる。
本番まで、ひと月以上もあるのに、準備は最終段階なのだ。
20分ほどのGONNAのライブ演奏と岐阜県の風景スライドと中国語のナレーションのプログラム。
この3ヶ月ほど岐阜の写真を探し続け、久々に漢詩を読み直し、中国語の発音を勉強した。
音騒鼓で一度だけ合わせただけで、プレゼンを兼ねた今日のリハーサルは少し緊張した。
結果は好評で、あらためてGONNAの演奏の魅力を実感した。

もう一度、写真を見直し、動画を探さねばならない。
ナレーションも入れ直しがある。
太鼓とマリンバは上海へのコンテナにいれたし、ハンドキャリーのリストもほぼ出来た。
あとは、尖閣諸島のような日中間の問題が起こらなければよいが、と思う、

暗雲のなかでも太陽は輝いている。
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by kanekonekokane | 2010-09-16 22:28

カルメン


どうして、
毎日のようにブログを書ける人がいるのだろう?
わたしのばあい、目の前に仕事が立ちふさがると、ブログというものが視界から消える。
GONNAのブログはいわば「仕事」だから視界の片隅に張り付いていて、まず忘れない。
自分のブログなど、世の中のためにはもちろん、わたし自身にも役立っていない、と思う。
だから、いつでもやめられるから、いつでも書ける。

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わたしの視界を狭めるような「仕事」が一つ終わった。
写真は可児市民第九合唱団のオペラ「カルメン」の3幕。
密輸団に加わったホセが、母の危篤を知らせに来たミカエラとふるさとに帰る、という場面。
撮影禁止でもカメラを持って堂々と撮影できるのは、わたしが演出だから。
3階の下手の舞台側の席で、5DMKⅡのミラーをあげて、シャッターを切る。ほとんど音はしない。

この「カルメン」は難題だった。
ごらんのように60名を越える合唱団が袖には入らないで、でっぱなし。
どうしてそうなったか?
合唱団は定年を過ぎたような方が多く、デハケが難しいから、
「カルメン」の群衆を演じられる演技力が期待出来ないから、、、、、、、
出ずっぱりの合唱をどう意味づけるのか、
難題である。

事件(ホセによるカルメン殺し)の目撃者、ということに、わたしの中では落ちついた。
では、どこで事件を目撃するのか?
法廷ならリアリティがありそうだ。
じゃ、法廷の傍聴席が合唱なのだ、と舞台を作った。
いま、カルメンとホセが争っているのは、法廷での再現劇なのだ。
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リハーサル。
反響板、という団の注文も、法廷を設定するのは都合がよい。
台組のケコミ(壁)はダンボールを張った。
これが客席から見ると、崩れかけた石壁とか砂壁に見えるし、時には大理石にも見える。
ダンボールとわかった人がいれば、さらに好都合だ。
法廷とは、威厳をこらしても、結局は張りぼてのようなモノだ、ということになる。

「抜粋」なので、物語を説明する必要がある。
見えていないが下手に証言台があり、もうひとりのホセの証言によって、物語の進行が観客にわかる。
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ダンボール。
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ダンボールは合唱団のみなさんが集めてきて、遊びながら張った。
剥がすときも、結構楽しんでいた。
舞台美術も、また楽しみになるものだ。
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by kanekonekokane | 2010-09-15 20:29