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きょうも良き日


by neko
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紀伊


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紀伊は聖地である。
北には吉野、室生、高野と仏たちがいて、東には伊勢があり、紀伊山地の中芯には天河、大峰があり、南には熊野三社が控えている。
温帯モンスーン林の鬱蒼とした森に覆われた山、水量の多い急な流れ、温泉、そして黒潮。なんといっても食べ物がうまい。
で、なんとなく紀伊に出かけることも多い。
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神倉神社は熊野の社の中でも、たぶん最古に属するものだろう。山腹の大きな岩が信仰の対象になっている。
その岩までの石段が半端でない。父親に手をひっぱられ引きずられるようにしてきたこの子は、コワいコワいと泣きながら登ってきた。
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ビロード、あるいは上等なフリース、または苔。
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こんな普通の石にどのような神が宿っているのだろうか?

大切なのは、特別な石でも、高価な供物ではない。
すべてに神々は宿る。清い水であればどんな器でも、神々は受け入れてくれるのだ。
手向けられたプラスティックのコップが、信心の生々しさを感じさせる。
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by kanekonekokane | 2008-01-27 01:23

胸の中にて鳴る音あり


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 「胸の中にて鳴る音あり」って啄木だね。
 この本には、啄木のことは一つも出てこないけど、「啄木的」な人を上原氏が訪ねて話を聴いて忠実に文章にしているエッセイ。
 でも「啄木的」な、という言い方はよくないな。登場する人たちはそれぞれ違った人生があって、「・・的」だなんてくくれるものではない。

 勝ち進んできたわけではない人々の話を上原氏は丹念に聴く。
 がんばれでもなく、「こうしてみたら」と説くわけでもなく、向かい合ってというより、寄り添って同じ方向を向きながら話を聴いている。
 上原氏自身も勝ってきているわけではないことを、自身の子どものころの記憶や結婚の失敗を吐露しながらエッセイにしている。
 このあたりが、彼の独特な姿勢なのだが、読んでいるわたしにとっては少しつらいものがある。
「いいよ、そんなこと言わなくても、聞きたくないよ」なんてね。
読んでいると、こちらの胸に秘めた「暗い過去」を暴露しないといけないんじゃないか、なんてね、、、
 人間は強くない、ということがじんわり伝わってくる、が、白状できるということは弱くない、ということも、しばらくするとわかって来る。
 昨年、秋に出た「胸の中に、、、」を読んで、「雨の日と日曜日は」を久々に読み返した。私は旧作のほうがよかった。

 上原氏は、「「普通の人」の哲学」や「上野千鶴子なんかこわくない」といった評論的なエッセイはもう書かないのだろうか?こういう仕事も続けて欲しいなあ。
 それから、この人が映画のことを書いたエッセイも読んでみたいと思う。
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by kanekonekokane | 2008-01-23 00:41

オアシス21


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名古屋の栄、オアシス21のエスカレーター。
飛行機雲と高校生。
今年初めてのGONNAオアシスライブ「一期一会」で、この地下広場に来ている。
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迷路、というほどではないが迷路的な面白さ。
回遊できる通路。
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by kanekonekokane | 2008-01-08 23:52


3日続けてブログを書くというのは、初めてのこと。
別に何かを決心したわけではない。

GONNAの新年の初ミーティングがあるので、海津のウチから名古屋の音騒鼓(GONNA)までいつもの道を行く。
海津を過ぎると長良川と木曽川を連続して渡るのだが、木曽川の堤防でバギーというのだろうか、4輪のバイクのようなライダーの集団が休んでいた。
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木曽川の橋のトラスが見えている。遠くの山は養老山地。

なんだか、最近、空の写真が多い。
なんなのだろうね?
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by kanekonekokane | 2008-01-04 00:26

冬枯れ


 正月2日目。
 寒いから朝からコタツに入って「ゲド戦記」実写版を観た。アメリカでテレビ放送をしたものらしいが、途中で何度も観るのをやめよう、と思うほどの作品。
 原作のル=グインが激怒したとか言うことらしいが、激怒するのもバカバカしい。でも、簡単に俗な作品になるんだと、逆に感心したりもした。
 原作を読んでいなければ、結構、楽しめるのかもしれない。原作を誤解したままで、、、、
 ジブリの作品は原作を読んでいた方が楽しめる。原作との違いに思いを馳せながら、、、

 それから散歩に出る。
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  枯れた夏草
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  干からびたイチジク
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by kanekonekokane | 2008-01-02 20:35

2008年元日


 歳をとるごとに、年越しの気分は「どうでもいい」にものになってくる。今日を区切りに改めるべきことがあるはずなのだが、どっかへ置き忘れている。
 とりあえず、住吉の湧き水へ行って元日の水「若水」をもらいにいこう。

 うちを出るときから時雨れていたが、20分ほど坂道を歩いて養老山地の山際まで来ると、雪が舞っている。
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 もちろん、今年はじめての雪だが、この冬初めての雪でもある。

 昨年は、水を汲みに来る回数が減った。以前は早朝や夜でも、気分転換と散歩のためにここまで登ってきたのに、最近はすこしサボり気味だ。
 そうだな、まずこのことくらいはしっかりと日課にしよう。
 毎日でなくていいのだ、3日連敗だけは避けよう。
 それでいいのだ、ガンバル必要は無いが、やり通す気持ちだけは決めておこう。
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 この養老山地は濃尾平野側がいっきに切れ落ちている。
 山脈に降った雪や雨が、石灰岩の間にしみこんで断層の断面から何箇所も吹き出ている。有名な養老の菊水泉も、この住吉の湧き水と同じ理屈の湧水なのだ。
 思えば、静かな自然のエネルギーに出会える場所ではないか。ここに来て、そういうことを感じてみるのもいいものだ。

 2リットルのペットボトル8本をMilletのザックに押し込み、一緒に散歩してくれる愛犬Poohと雪の中を帰る。
 山の上から、ひさしを出したように雪雲が濃尾平野の上空に広がっていたが、突然わたしたちの上の雲が切れてきた。
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 鳥の鳴き声が、にぎやかになった。
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by kanekonekokane | 2008-01-01 21:31