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きょうも良き日


by neko
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オフィーリア


 オフィーリアが自殺だ、と書いてしまったが、「事故死」だったね。
浮舟の自殺のことを書いていたから、ついオフィーリアもそう書いてしまった。

 でもオフィーリアも自殺だったかも知れないね。
恋人ハムレットの異様な行動。
冷たく「尼寺に行け」といわれ、さらに父親をそのハムレットに殺される。
そうして正気を失ったオフィーリアは、花輪を川岸の柳の木に
かけようとして枝が折れて川に落ちてしまう。

 状況をみると自殺もありうると思う。
彼女の手にしていた花輪には紫色の「死者の指」という花まであった。

 奇妙なことは、オフィーリアの死を知らせにきた妃ガードルードの報告である。
妃は、オフィーリアが川に落ちてから沈むまで見ていて、
「川底に沈んでしまい、無残な死を遂げました」と呆然と告げる。
妃はオフィーリアが溺死するのを見過ごしたとも考えられるのだ。
助けなかったのか?
と誰もが疑問に思うところ。 
ここから妃がオフィーリアを殺したのでないか、と考える人もいるのだろう。

 それはともかくも、父と兄、そして恋人という男の中で揺さぶられ、流され死んでいったオフィーリアには、やはり浮舟のイメージが浮かぶ。
 どういう死に方であれオフィーリアの死に場所は、川でなければならない。

 宇治川に身を投げた浮舟と同じように。
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by kanekonekokane | 2008-11-18 01:15