映画 「マジックアワー」を観た。
三谷作品は、いつも少しアヤウイ。今度の笑いはすべるんじゃないかな、って感じがする。設定が馬鹿ばかし過ぎるから。でも必ず、その危惧は裏切られてわらってしまい、「人間」への素朴な賛歌に感動してしまう。
いつもドジでひたむきなヤツの味方だし、後先考えないで突っ走るオロカ者へ応援歌だと思う。
役者がそろっている中で柳沢真一さんが私にはすごく印象的だ。(年だね)
彼が扮する老役者のベタな台詞がほんとうにいい。
マジックアワーを逃したら、どうするか知っている?、、、
また明日のマジックアワーを待てばいい。
おれだって、まだマジックアワーを待っているんだ。
映画は役者だけじゃできません。いろいろなスタッフがいるからできるんです。
ここに三谷監督の言いたかったことがあるんだよね。
それに、タイトルロールに映されるセットの立て込みのフラッシュ。これだよ、ほんとうに客に見せたかった映像は!
(それを、みないで席を立つバカが多いのにビックリ。映画は明るくなってから、バスは止まってから席を立て!)