なぜか、失敗するとは思えなかった。だから、ずっとカメラのファインダーからの鑑賞。
そして会場いっぱいの観客は笑ってくれた。
お母さんは、ホントウは陽気で優しいのだ。
だいたい森で遊ぶのが大好きなんだから・・・・
だいたいイチゴがとれるのは草原で、オバケが出てくるような森ではない。
切り株が光っているような森に花が咲いているわけが無い。
はじめから台本作者の間違いだらけの空想の世界なのだ。
そうならば、と、思いっきりチープな森にした。
妖精の持つ杖らしきものも100均である。
だいたい天使という夢の中のものが、実際に出てきて踊るなんて幻滅ではないか?
コレまでの演出家は、なぜそんなこともわからないのだろう?
といって、歌を変えない限り、出さないわけにはいかない。
だからバレエシーンの歌で14人の天使を7人の「ホンモノの天使」に持ってもらった。
バレエを習っている子たちに立っているだけの演技をさせてしまった。
でも、みんな笑顔で、スックと背を伸ばして「バレエで」立っていてくれた。