水仙続き。
花は、改良して花を大きくするとニオイが消えていく傾向がある。
虫を呼ぶニオイを持っているということは、いっそう原始的なわけだ。
この水仙もあまり匂わない。
品種改良の結果、背の高さは低いまま花が大きくなってしまった。
「キレイだけど、どう見ても不恰好だよ、お前」 とシャッターをきりながら失礼なことを言ってしまった。
この水仙は原種に近い。
背丈は10センチにもならないし花もガクの直径にしても2センチ5ミリというところだ。
においはどうだったかな?
いま、確かめたくて、暗い庭に出てニオイを嗅いできた。
・・・意外にもニオイはうすい。
香りの姿も花も控えめ、
「楚々としている」とはこの人たちのみたいなことを言うのだろうね。